KATAHIRA WORKS

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ブロック図




製作例

※1 製品版となる前の試作品も混じっています。
※2 画像ではしていませんが、ツイストペアとした方が望ましい箇所が複数あります。


KATAHIRA WORKS DACシステム




<構成説明>

◇電源部
・トランス(HDB-30(L) 0-15V 1A)
ブリッジ型全波整流回路 KW-RC1

 コンセントから入力された100Vの交流電源をトランスに接続します。2次側は15V(実効値)まで降圧されますので、これをブリッジ型全波整流回路 KW-RC1へと繋げます。この基板はブリッジダイオードと整流用のコンデンサを積んでおり、無負荷時には約21Vの正負電源を生み出します。ある程度の負荷が掛かった時には15Vへと近づいていきます。




◇DAC部
電流出力DAC KW-DAC1
IV変換-LPF KW-IVL1M

 デジタルのオーディオ信号をアナログ変換するには、光デジタルもしくは同軸デジタルから送られてくるS/PDIFの信号、もしくはUSB接続部からデジタルオーディオ信号を電流出力DAC KW-DAC1へと接続します。この内部でDAIやDACを通して電流出力のアナログ信号へと変換します。更にこれをIV変換-LPF回路 KW-IVL1へと送ります。ここでは電流出力信号をIV変換して電圧による振幅へと変え、オーディオとは異なる帯域をLPFにて除去します。




◇真空管(Nutube)ラインアンプ部
・IV変換-LPF KW-IVL1(Nutube用)
・Nutubeラインアンプ(試作版)

or

Nutubeラインアンプ KW-NLA1

 上記電源部とDAC部のみでシンプルなシステムを構築することも可能ですが、KATAHIRA WORKSのDACシステムではNutubeを搭載し、高スルーレートの回路で構成された研ぎ澄まされた音と真空管を通した豊かな倍音を含んだ音とを切り替えて聴けるようにしています。
 Nutubeはアノード負荷を変えることでGainの調節が可能ですが、当製作所ではNutubeのキャラクタを最大限生かすべく、最大ゲインの14dB(約5倍)に設定し、構成を検討しました。

<試作版>
ラインアウトは2Vrms(±2.82V)としていますから、IV変換-LPF回路 KW-IVL1が±0.56V出力になるよう再設計した別基板を搭載し、スイッチ等で切り替えることで両回路を生かす選択をしています。

<製品版(KW-NLA1)>
IV変換部ではなく、Nutubeラインアンプ KW-NLA1の方にレベル変換回路を搭載し、従来の2Vrms出力設定のIV変換回路の出力をそのまま入力し、Nutubeの音を付加することを可能としました。




◇ヘッドホンアンプ部
NF型トーンコントロール回路 KW-NTC1
MUSESヘッドホンアンプ KW-MHA1 ※写真は試作版(選定部品のみ異なります)

 外部にヘッドホンアンプやパワーアンプを接続せずとも、DACシテム単体でヘッドホンによって音楽が聴けるよう、このブロックを追加しています。
 まずNF型トーンコントロール回路 KW-NTC1を通し、低音もしくは高音を好みにより調整できるようにしています。NF型ですのでボリュームを中点にすることによってフラットな特製を得られます。次にヘッドホンアンプへとオーディオ信号を入力するのですが、ここでは新日本無線が音質を追及されて製作されたデバイス『MUSES』の使用を推奨とした回路を使用しています。MUSESは音質もさるのでありながら、最大出力電流が大きいオペアンプです。当製作所では純粋なMUSESの音を楽しめるよう、トランジスタのプッシュプル回路は設けず、抵抗等の部品を除いてMUSESによって構成された回路としました。



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